忍者ブログ
長年燻っている想いからその時々の萌えまで。
[94] [93] [92] [90] [89] [88] [86] [85] [84] [82] [81]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



「ザークシーズ!」
ぐらり、突然の眩暈に崩れそうになったところを、背中を掬われ支えられた。
片手で書類を持つ彼は、不安定な私を自身の身体に引き寄せる。
いくら彼よりだいぶ小柄とはいえ、片手で大の男を支えるのは難しかったのだろう。
引かれるままに、凭れかかるように彼の胸に納まった。
は、と小さく息を整え、脱力した身体に力を入れようと試みるも上手くいかない。
背を支えられて、重力のまま軽く仰け反った私の顔を覗き込む亜麻色が、あまりにも近かった。
驚き、離れようと腕を突っ張る。
なんとか肘までの分距離を取れば、するり、背中から腰へと落ちた彼の手。
それでも完全には離れてくれない腕と、やはりまだ近い瞳。
むしろそれが距離を縮めてくるのにも、
逆らえない。
抗えない。
「ザークシーズ」
先ほどの焦ったものと異なり柔らかく降ってきた声に、促されるように瞳を閉じた。



ちゅーが描(書)きたいっ!と、思ったのに。
中途半端w

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
プロフィール
HN:
kao
性別:
非公開
職業:
秘書ときどき旅人
自己紹介:
PH・青祓・幽白・炎ミラ・その他ジャンルいろいろ。
長年燻っている想いからその時々の、萌えの欠片を集めました。
更新は自由気まま。リンクは同人サイトに限りフリーです。貼るも剥がすもご自由に★
カウンター
バーコード
携帯向