長年燻っている想いからその時々の萌えまで。
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リクエストは両思いな双子だったんですけど・・・
なんか暗くなったw すみません、リベンジさせてくださいっ ずっと知っていた 本当はずっと前から気付いていた。 雪男も俺のことが好きだって。 でも、これって両想いじゃないか、って、舞い上がったのは気付いた一瞬だけ。 だってこの想いは雪男を傷付ける。 ほら。 現に雪男はこんなに困ってる。 俺の突然の告白に。 いつも歯切れのいい言葉を吐き出す唇が、さっきから開きかけては閉じられる。 ふわふわと動く視線は俺の足元に注がれていて、ぎゅっと自分を抱えるように回された腕が震えている。 わかってた。 雪男が俺を好きでも、それでもこの想いは雪男を傷つけるだろうことは。 雪男にとって俺は唯一の肉親で、不本意ながら守るべき対象で、そして、監視対象でもある。 下手に馴れ合うことは周囲に対していい印象を与えないだとか、出来のいい頭で考えているのだろう。 そうしてそれ以上に、 …兄弟という、永遠に続くはずの関係が変わってしまうことを、恐れている。 強気の仮面を被っている雪男だけれど、その実、壁の向こうで、誰よりも不器用な面、脆い面も持ち合わせていることを知っている。 ぐるぐる考えて、押さえ込んで、ギリギリの均整で自分を保っている。 だけど。 俺が距離を縮めると、その分だけ雪男が後ずさった。 狭い寮の一室だ、そのまま壁に追い詰めるのにたった数歩の距離。 もう俺たちの距離は30cmもない。 俯く顔を、後頭部をつかんで上向かせる。 それでもまだ泳ぐ視線を追うように覗き込む。 「先のことばっか考えてねえで、素直に『好き』って言えばいいんだよ、馬ぁ鹿」 もう待てない。 待ってなんかやらない。 傷付けてでも、抉じ開けてでも。 今、俺は雪男の全てを手に入れる。 PR |
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kao
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非公開
職業:
秘書ときどき旅人
自己紹介:
PH・青祓・幽白・炎ミラ・その他ジャンルいろいろ。
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